
私は、資格さえあれば食いっぱぐれない。
そんな理由で、歯科衛生士を選びました。
本心から望んだ仕事ではなかったけれど、
「安定」や「正しさ」にすがるように、ただ心をすり減らして働き続けてきました。
──ある日、顔中に湿疹が広がり、
ただれて滲出液がにじみ出て、かゆみと痛みが止まらなくなりました。
水道水ですらしみて、化粧どころではない。
顔を上げて歩けない。
鏡を見たくない。
誰にも会いたくない。
なのに、体のどこにも異常がない。
病院をいくつ回っても、診断は「原因不明」。
検査をしては薬を出され、別の病院を紹介されるだけ。
そんな私が、最後にすがったのは心療内科でした。
そこで先生が、こう言ったんです。
「── 仕事、辞めてみたら?」
私がうなずくと、先生は診断書を書いてくれました。
診断書と一緒に退職願を出し、職場を離れることに。
──すると、症状はゆっくりと治まっていったのです。
原因は、積み重ねてきたストレスでした。
そのとき初めて気づいたんです。
私はずっと、自分の心の声を無視して、
自分で自分を粗末にしてきたんだ、と。
そこから、少しずつ「好き」を選ぶようになりました。
見栄で選んでいた服ではなく、本当に着たいと思う服を買ったり。
誰も来ないからと放置していたボロボロのベッドカバーを、自分好みに新調したり。
カーテンを開けて太陽の光を入れ、ホコリだらけだった棚を掃除してみたり。
「私なんか」と躊躇していたお店に、勇気を出して足を運んでみたり。
ひとつ行動を変えるたびに、重たかった気持ちが少しずつ軽くなっていきました。
「自分なんか」と思い込んでいたのは、
誰かと比べたり、思うように進まない経験を積み重ねてきたから。
実際には、自分で自分に“できないという重り”をつけていただけでした。
それに気づいたことで、ようやく素の自分で過ごす道が見えました。
私は今、Webデザインを仕事にしています。
でも、このブログで伝えたいのはデザインのことではありません。
私は、自分で自分を粗末にしたことで体を壊しました。
だからこそ、以前の私と同じように、見えない重い荷物を背負って頑張っている方へ伝えたいのです。
「自分を大切にすること」からしか、
素の自分で過ごすことも、ありのままに生きることも始まらないんです。
このブログは、その実感から生まれました。
私は「自分を粗末にした結果」、大きな遠回りをしました。
でも、このブログを読んでくださっているあなたには、同じ遠回りをしてほしくありません。
どうか、私の失敗を参考にして、同じ苦しみを繰り返さないでください。
それだけで、あなたの大切な時間と心を守ることができます。