「なんで私はこんな小さなことにこだわっちゃうんだろう」
「また余計なことを言っちゃった…」
そんなふうに、自分を責めて落ち込んでしまう夜はありませんか。
相手の反応が気になって、気を遣いすぎて疲れ果てる。
帰る頃には心も体もクタクタで、布団に入っても「余計な一言」を思い返して眠れない。
気づけば、「私ってほんとめんどくさいな…嫌いだな」と自分を責めてしまう。
でも、これは性格に問題があるからではありません。
環境や思考のクセに引っ張られて、必要以上に自分を責めるループに入り込んでいただけなんです。
だから大事なのは、「なぜそう感じてしまうのか」という理由を知ること。
ここから、その正体を一緒に整理していきましょう。
「めんどくさい自分が嫌い」と感じるのは性格のせいじゃない
「私が弱いから…」
「性格に問題があるから…」
そんなふうに思って、自分を責めていませんか。
でも、本当は違うんです。
あなたの性格そのものが原因ではありません。
同じ「丁寧さ」や「気配り」でも、ある場所では「安心できる」と喜ばれるのに、別の場所では「遅い」「面倒くさい」と映ってしまうことがあります。
つまり、場の基準(速さ・段取り・役割)とあなたの特性がかみ合わない瞬間に、
「やっぱり私ってめんどくさい…」と感じてしまいやすくなるだけなんです。
だから大切なのは「性格を直すこと」ではなく、
なぜそう感じてしまうのか、その仕組みを知ること。
この記事では、その仕組みを3つの視点から整理していきます。
- 環境とのズレ :同じこだわりでも、場が変われば評価が真逆になる
- 思考のクセ: 考えすぎ・気遣い過多・夜の振り返りで、自分責めが強くなる
- 後悔の積み重ね :小さな出来事を思い返すたびに、自己評価が下がっていく
この3つを理解するだけで、
「性格が悪いから嫌われるんだ」という誤解から、少しずつ自由になれるはずです。
なぜ「めんどくさい自分が嫌い」と感じてしまうのか
「自分がめんどくさい」と責めてしまう背景には、いくつかの共通点があります。
私自身も長いあいだ苦しんできましたが、とくに多いのは次の3つです。
理由1|考えすぎて動けない
小さなことにも「本当にこれでいいのかな」と立ち止まってしまう。
やる気はあるのに、一歩が出ない自分を「めんどくさい」と責めてしまうことがあります。
けれどこれは、だらしないからでも弱いからでもありません。
「ちゃんとやりたい」「失敗したくない」という思いが強いからこそ、慎重になりすぎてしまうのです。
考えすぎて動けなくなるのは欠点ではなく、責任感の裏返し。
だから本当に責めるべきは性格ではなく、その受けとめ方なのです。
理由2|気を遣いすぎて疲れる
相手に嫌われたくない、迷惑をかけたくない。
その思いが強いと、必要以上に気を遣い、帰る頃にはぐったりと疲れ切ってしまうことがあります。
けれど、それは性格に問題があるわけではありません。
人を大事にしたい気持ちが強いからこそ、気遣いが行きすぎてしまうのです。
つまり「疲れるほど気を遣ってしまう」のは、思いやりの裏返し。
自分を責めるのではなく、「それだけ相手を大切にできる力がある」と視点を変えることが大切です。
理由3|後悔を繰り返す
「あのひと言は余計だった」「どうしてあんな態度をとったんだろう」
気づけば同じ場面を何度も思い返してしまうことがあります。
そのたびに「また失敗した」と自分を責め、眠れない夜を過ごすこともあるでしょう。
けれど、これも性格に問題があるわけではありません。
本当は「人との関係を大切にしたい」という思いが強いからこそ、後悔として振り返ってしまうのです。
つまり、繰り返す後悔は“優しさの裏返し”。
ただ、その優しさが自分を責める方向に向かっているだけなのです。
だから必要なのは「後悔をやめること」ではなく、「後悔が生まれる仕組み」を理解して、自分を少し楽にしてあげることなんです。
「めんどくさい自分が嫌い」という気持ちをそのまま受け止める
「私って、ほんとめんどくさい」
そう思ってしまう自分を、無理に消そうとしなくて大丈夫です。
嫌う気持ちがあるのは、それだけ自分に真剣に向き合っている証拠。
完璧を求めたり、人に迷惑をかけまいとしたり──その思いが強いからこそ、厳しく自分を裁いてしまうのです。
大切なのは、その気持ちを押し殺すことではなく、「いま私は自分を嫌っているんだ」と気づいてあげること。
その一歩だけで、心の中に少し余白が生まれます。
自分を責めるのをやめようとするよりも、まずは「責めてしまう気持ち」を認めてあげる。
そこから、変化は始まっていくんです。
本当に嫌うべきは「自分」ではなく、環境や思い込み
「やっぱり私が悪いんだ」
そうやって自分を責め続けても、苦しさは深まるばかりです。
けれど本当は──嫌うべき相手は“自分”ではありません。
あなたを追い込んでいるのは、環境とのズレや、偏った思考のクセ、そして「もっと完璧に」と求め続ける思い込みなんです。
同じ丁寧さも、ある場では「安心できる」と喜ばれ、別の場では「遅い」と否定される。
評価を変えているのは性格そのものではなく、「置かれた環境」なのです。
つまり、あなたが戦うべき相手は「性格」ではなく、「環境や思い込みがつくり出した誤解」。
その視点に立つだけで、「めんどくさい自分」というレッテルから少しずつ自由になれます。
「めんどくさい自分が嫌い」を変える小さな一歩
自分を嫌う気持ちは、すぐにゼロにはできません。
けれど「小さな一歩」を重ねることで、少しずつ変わっていけます。
たとえば──
- ノートに書く
頭の中で繰り返す後悔や不安は、紙に書き出すだけで心から少し離れてくれます。
▶︎ 自分と向き合うノートの書き方と質問リスト|今日から始められるコツ を参考にしてください。
- 1日の中で「よかったこと」を探す
大きな出来事でなくても大丈夫。 「挨拶できた」「今日も記事を書けた」──そんな小さな承認を積み重ねることで、自己否定のバランスが変わっていきます。
- 環境を整える
「速さが優先される場」で丁寧さを求められると苦しくなります。 逆に、自分の強みが活かせる場を選ぶだけで、「めんどくさい自分」という感覚は驚くほど減っていきます。
大切なのは、一気に変えようとしないこと。
ほんの少しの工夫が、「嫌い」から「まあ、これも私」と思える感覚へつなげてくれるのです。
「めんどくさい自分が嫌い」から抜け出すために
「めんどくさい自分が嫌い」と感じるのは、性格に問題があるからではありません。
環境や思考のクセが重なって、そう見えてしまっていただけです。
だからこそ、少しずつ環境を選び、小さな一歩を積み重ねることで、自己否定のループから抜け出せます。
そしてもし、ここまで読んで「私も変わりたい」と思ったなら──
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下記の記事では「ブログを始める具体的な手順」をわかりやすくまとめていますので、ぜひ読んでみてください。
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