私自身がブログをはじめる前に知りたかった「レンタルサーバーについて」まとめました。
WordPressでブログをはじめるなら「最適なレンタルサーバー選び」が重要です。
というのは、レンタルサーバーの機能によってWordPressのパフォーマンスが左右されるから。
- こんな方におすすめの記事です。
-
- レンタルサーバーについて知りたい
- WordPressでブログをはじめたい
- WordPressに適したレンタルサーバーが知りたい
- 自分でレンタルサーバーを選ぶのが不安
「レンタルサーバーとは?」から「おすすめのレンタルサーバー紹介」まで、これからWordPressを使ってブログをはじめる方に向けてわかりやすく解説しています。
「今すぐ、おすすめのレンタルサーバーが知りたい!」いう方は、おすすめのレンタルサーバー3社まで読み飛ばしてください。
レンタルサーバー比較表
これからWordPressでブログをはじめる方へ個人的におすすめしたいレンタルサーバーは、当ブログにも使っているエックスサーバーです。
エックスサーバーは管理画面が使いやすく運営実績が長く安定しているので、安心してブログを運営できます。
エックスサーバー | ロリポップ! | ||
初期費用 | 0円(キャンペーン中) | 0円〜 | 0円 |
月額 | 693円〜(キャンペーン中) | 99円〜 | 652円〜 |
おすすめプラン | スタンダード | ハイスピード | ベーシック |
機能 | |||
設定のわかりやすさ |
レンタルサーバーとは?
レンタルサーバーとは、業者が常時起動・管理しているサーバーを貸し出すサービスのことです。
- サーバーの主な役目
-
- ユーザーの要求に対して必要なデータを提供する
- 必要な情報(プログラムや画像など)の保管
- 必要に応じてデータの出し入れ
レンタルサーバープランの違い
レンタルサーバーのプランは、実物の倉庫のように保管環境・保管容量・処理速度などによって価格が異なります。
容量が多く処理が速いレンタルサーバーは高価、それに対して、容量が小さく処理が遅いレンタルサーバーは安価に。
WordPressを使ってブログをはじめるなら環境の整ったレンタルサーバー選びが重要、そのための要件をお伝えします。
WordPressに適したサーバーの要件
WordPress公式が推奨しているレンタルサーバーの要件がこちら。(ホスティングはレンタルサーバーのこと)
WordPressを実行するには、以下のホスティング環境を推奨します。
PHP バージョン 7.4 以上。
MySQL バージョン 5.7 以上、または MariaDB バージョン 10.3 以上。
HTTPS 対応
WordPressについて
WordPress公式が推奨しているレンタルサーバーの要件をふまえ、レンタルサーバーを選ぶときにチェックしてもらいたいポイントが下記の9つです。
❻ ❼ ❽ ❾ は、これからWordPressを使ってブログをはじめる方は特にチェックしてもらいたいポイントです。
- レンタルサーバー選びのチェックポイント9つ
-
- PHPが使える
- データベース管理システムが使える
- 安心して使えるセキュリティ
- プログラムの処理速度
- 上限の高いデータ転送量
- WordPress簡単インストール
- 自動バックアップ
- 使いやすい管理画面
- サポートがある
WordPress使って快適にブログを運営するために、チェックポイントを解説していきます。
チェック1. PHPが使える
「PHPが使える」はWordPress公式が推奨しているレンタルサーバーの要件のひとつなので、要チェックです。
PHPとはプログラミング言語のひとつで、動きのあるWebページを作成するために使います。
例えば、ショッピングカートの自動計算・お問い合わせフォーム・ログイン機能など、WordPressにも多用されています。
そして、PHPは以下の理由からバージョンアップを続けています。
- PHPがバージョンアップを続ける理由
-
- 処理のパフォーマンスを向上させるため
- プログラムバグの修正などによるセキュリティ向上のため
PHPのバージョンによってWordPressが正常に動作しないこともあるので、適切なPHPバージョンが利用できるかチェックが必要です。
おすすめのレンタルサーバー3社のエックスサーバー・ロリポップ! ・コノハウィングは、適切なPHPバージョンが利用でき、バージョン変更も可能です。
エックスサーバー | ロリポップ | コノハウィング | |
PHP | 適切なバージョンのPHPが使える バージョン変更可 | 適切なバージョンのPHPが使える バージョン変更可 | 適切なバージョンのPHPが使える バージョン変更可 |
チェック 2. データベース管理システムが使える
「データベース管理システムが使える」もWordPress公式が推奨しているレンタルサーバーの要件のひとつなので、要チェックです。
ちなみに要件の “MySQL・MariaDB“ は、データベース管理システムのこと。ブログ運営に必要な情報を保存します。
- ブログ運営に必要な情報
-
- 記事タイトル
- 記事本文
- ステータス(公開済・下書き)
- 作成日時・更新日時
- タグ・カテゴリー など
また、原則として、ひとつのWordPressブログに対して、ひとつのデータベース管理システムが必要になります。
そのため、複数のブログを開設する場合は、複数にデータベース管理システムを使えるレンタルサーバーを選択しなければなりません。
エックスサーバー・ロリポップ! ・コノハウィング、3社ともMySQL・MariaDBが利用可能、制限なく設定できます。
エックスサーバー | ロリポップ! | コノハウィング | |
種類 | MariaDB | MySQL | MySQL |
設定可能数 | 無制限 | ライトプラン:1個 スタンダード:50個 ハイスピード:無制限 エンタープライズ:無制限 | 無制限 |
チェック 3. 安心して使えるセキュリティ
「安心して使えるセキュリティ」もWordPress公式が推奨しているレンタルサーバーの要件のひとつなので、要チェックです。
ちなみに要件の ”HTTPS対応” は「独自SSL」のこと。
独自SSLとはWeb上のデータを暗号化し、データの盗聴や改ざんを防ぐことができるセキュリティのための技術。
特に、お問い合わせフォーム、ショッピングカートなど、個人情報の入力が必要な場合は必須です。
また、GoogleはSSLが検索ランキングに影響すると明言しているので、セキュリティ対策としてだけでなくSEOの観点からも独自SSLは重要です。
エックスサーバー・ロリポップ!・コノハウィング、どれも無料で独自SSL設定が可能です。
エックスサーバー | ロリポップ | コノハウィング | |
独自SSL設定 |
独自SSLを詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてください。
チェック 4. プログラムの処理速度
WordPressを使ってブログ運営するなら、要チェックの「プログラムの処理速度」。
動きが遅いとユーザーのストレスとなるので、プログラム処理が速いレンタルサーバーを選びましょう。
プログラムの処理速度は、レンタルサーバーに使われているディスクによって異なります。
レンタルサーバーで使われているディスクは、SSDとHDDの2種類。SSDはHDDより処理が速いです。
エックスサーバー・ロリポップ!・コノハウィング、どれも無料でSSDストレージです。
エックスサーバー | ロリポップ! | コノハウィング | |
ディスクの種類 | SSD | SSD | SSD |
チェック 5. 上限の高いデータ転送量
「上限の高いデータ転送量」、これもWordPressを使ってブログ運営するなら要チェックです。
データ転送量とは、Webページへのアクセスからサーバーからユーザーのパソコンへ送られる文字や画像・動画などのデータ合計量のこと。
転送量が多いほど、Webページにスムーズにつながります。
エックスサーバーは900GB/日、ロリポップ!・コノハウィングは、プランによって転送量が異なります。
エックスサーバー | ロリポップ! | コノハウィング | |
データ転送量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
Googleが推奨している容量は1ページあたり1.6MB以内、約1MBとして計算すると1MB×90,000アクセス=90MBになるので、1日に9万件のアクセスがない限り心配はありません。
また、ブログのページ数によって異なるため、アクセス数は目安にしてください。
チェック 6. WordPress簡単インストール
これからWordPressを使ってブログをはじめるなら、「WordPress簡単インストール」は必須なので要チェック。
エックスサーバー・ロリポップ!・コノハウィングは、ユーザー名やメールアドレスなどを入力するだけで簡単にWordPressをインストールできます。
2022年7月現在、WordPressは日本国内のCMSシェアで84%以上、そのため、ほとんどのレンタルサーバーで簡単にWordPressをインストールできるようになりましたが、念のためチェックをしてください。
エックスサーバー | ロリポップ! | コノハウィング | |
WP簡単インストール |
チェック 7. 自動バックアップ
ブログ運営に欠かせない「自動バックアップ」。もしもの備えは必須のため要チェックです。
保存されているデータが、不具合や故障などにより消えてしまうことがあります。
このようなことは、めったにありませんが万が一に備えて自動バックアップがあると安心です。
エックスサーバー・コノハウィングは標準装備、ロリポップ!は、エンタープライズプラン以外は+300円です。
エックスサーバー | ロリポップ! | コノハウィング | |
自動バックアップ | 標準装備 | ハイスピード エンタープライズ 以外+330円(月額) | 標準装備 |
チェック 8. 使いやすい管理画面
意外と重要なのが「使いやすい管理画面」。設定をスムーズにすすめるために要チェックです。
探しづらい・使いにくい管理画面はストレスになるため、途中でブログを放置してしまう原因になりかねません。
そのため、管理画面の使いやすさは重要。
エックスサーバー・ロリポップ!・コノハウィングは、どの管理画面もわかりやすく整理されているので、探しやすく使いやすいです。
チェック 9. サポートがある
はじめてレンタルサーバーを契約するなら、特に「サポートがあること」は重要。
これからブログをはじめる方に限らず、はじめのうちはわからないことが出てくるのでサポートがあると安心です。
メールサポートは返答に時間がかかるため、できれば電話サポートのあるレンタルサーバーを。
エックスサーバー・コノハウィングはメールと電話、ロリポップ!はメールと電話、チャットの対応が可能です。
エックスサーバー | ロリポップ! | コノハウィング | |
サポート | メール・電話 | メール・電話・チャット | メール・電話・チャット |
おすすめのレンタルサーバー3社
ひとつひとつの機能内容も重要ですが、総合的にバランスのとれたレンタルサーバーを選ぶことが大切。
これから紹介するのは、WordPress公式が推奨しているレンタルサーバーの要件、レンタルサーバーを選ぶときにチェックしてもらいたいポイントを満たし、ブログ初心者の方も安心して使えるレンタルサーバーです。
- レンタルサーバー選びのチェックポイント9つ
-
- PHPが使える
- データベース管理システムが使える
- 安心して使えるセキュリティ
- プログラムの処理速度
- 上限の高いデータ転送量
- WordPress簡単インストール
- 自動バックアップ
- 使いやすい管理画面
- サポートがある
安心・安定の老舗ならエックスサーバー
自分で選ぶのが不安な方、悩みすぎて決められない方は、エックスサーバー 一択でOK。
断言できる理由は、いつでもサポートしてくれる安心感と、2003年から運営が続いている長い実績があるから。
ユーザーが多いため、情報が豊富で本やネットで簡単に調べものの答えが見つかります。
また、サーバーの処理が速く高いスペックで安定しているため、WordPressを快適に使えます。
一番の理由は、私自身がエックスサーバーの利用者で満足しているからです。
初期費用 | 0円〜(キャンペーン中) | 独自SSL設定 | |
月額 | 792円〜(キャンペーン中) | データ転送量 | 無制限 |
おすすめプラン | スタンダード | WordPressインストール | 簡単 |
PHP | 自動バックアップ | 標準装備 | |
データベース | MariaDB・MySQL 無制限 | 設定画面 | |
ディスク | SDD | サポート | メール・電話 |
レンタルサーバー選びに失敗したくない方に、おすすめです。
コストパフォーマンス重視ならロリポップ!
「機能や速さよりもコスパを重視したい!」という方は、ロリポップ!を。
管理画面がわかりやすくシンプルな作りになっていますので、はじめての方も簡単に使えます。
小規模なWebサイト(5万PV以下)の運営をお考えの方や、コスパ重視の方にロリポップ!がおすすめです。
初期費用 | 0円〜(キャンペーン中) | 独自SSL設定 | |
月額 | 99円〜 | データ転送量 | 無制限 |
おすすめプラン | ハイスピード | WordPressインストール | 簡単 |
PHP | 自動バックアップ | ハイスピード・エンタープライズ 以外+330円(月額) | |
データベース | MySQL ライトプラン:1個 スタンダード:50個 ハイスピード:無制限 エンタープライズ:無制限 | 設定画面 | |
ディスク | SSD | サポート | メール・電話・チャット |
表示速度重視・最新環境ならコノハウィング
「最新の性能やサービスのレンタルサーバーを使いたい」とお考えの方には、コノハウィングがおすすめです。
2013年から運営がはじまった比較的新しいレンタルサーバーサービスです。
Webページの表示が速く、サポートが充実しているので、最新の性能・サービス面を重要視する方にコノハウィングがおすすめです。
初期費用 | 0円〜 | 独自SSL設定 | |
月額 | 872円〜 | データ転送量 | 無制限 |
おすすめプラン | ベーシック | WordPressインストール | 簡単 |
PHP | 自動バックアップ | 標準装備 | |
データベース | MySQL 無制限 | 設定画面 | |
ディスク | SSD | サポート | メール・電話・チャット |
サーバー選びに悩むなら、エックスサーバーに決める
レンタルサーバーは、WordPressの土台となるので安心して使えることが重要です。
個人的な感想ですが、ロリポップ!は物足りず、コノハウィングは最新の性能に落ち着かず、安定第一でエックスサーバーを使い続けています。
とはいえ、紹介したレンタルサーバーはどれもおすすめなので、機能・使いやさ・費用など、トータルで考えて自分に合ったレンタルサーバーを選ぶようにしてください。
以上、初心者が使いやすいWordPress用レンタルサーバー【おすすめ3社】でした。
お読みいただきありがとうございました。
お問い合わせやご感想など、お気軽にこちらからお送りください。