エックスサーバーの契約をすると、特典として独自ドメインを無料で使えます。
ブログにかかる費用を抑えたい方、ドメインやサーバーの管理が苦手な方におすすめです。
利用料金が1円と宣伝している独自ドメインサービスがありますが、1円で利用できるのは初年度のみ。
2年目以降の利用には更新料が必要です。2021年12月現在、その更新料は1年間1,300円〜3,000円ほど。
エックスサーバー特典の独自ドメインなら、ずっと無料で使えるので更新時期を気にしたり、払い忘れる心配がなくなります。
今回は、エックスサーバー特典の独自ドメインを使って、WordPressが使えるまでの手順についてお伝えします。
エックスサーバーの特典ドメインを使う
当ブログは、エックスサーバーの特典ドメインを使って運営しています。
他社の独自ドメインサービスを使う手順と異なるため、特典ドメインを使う手順について、お伝えしていきます。
- エックスサーバーに申し込む
- エックスサーバーに料金を支払う
- 特典ドメインの申請
- ドメインとサーバーを関連付ける
- WordPressをインストール
- SSL設定
作業そのものは簡単なので、初心者にも手順通りにすすめれば、あっという間にできますよ。
では、さっそくはじめましょう。
手順1. エックスサーバーに申し込む
まずは、エックスサーバーにアクセス、申し込みをします。
画面中央の 「まずはお試し!10日間無料!」 をクリックしてください。
サーバーIDは、サーバーの管理・サーバー用のメールアドレスに使うためのIDです。
- サーバーID:IDは自動で生成されるので基本的にそのままでOK
(自分でサーバーIDを決ることもできますが変更は1度限り) - プラン:「スタンダード」がおすすめ
- 「Xserverアカウント登録へ進む」をクリック
プランは、最安の「スタンダード」を選んでもブログ運営に必要な機能はすべてそろっているので安心して利用できますよ。
契約更新時にプラン変更が可能なので、ブログのアクセス数が増えてきたら調整するようにしてください。目安は、1日のアクセスが9万件以上になったら上位プランへ。
上から順番に個人情報を入力していきます。
インフォメーションメールの配信のチェック(更新のお知らせが届く)、「利用規約」 「個人情報の取り扱いについて」の内容を確認して同意するにチェック、「次へ進む」 をクリックします。
メールで届いた確認コードを入力、「次へ進む」 をクリックします。
コード取得できないときは、入力画面に戻ってメールアドレスに間違いがないか確認するようにしてください。
入力内容を確認、間違いがなければ 「この内容で申し込みする」 をクリックしてください。
以上でサーバーの申し込みが完了です。
申し込みが完了すると「【Xserverアカウント】■重要■サーバーアカウント設定完了のお知らせ[試用期間] 」というメールが届くので必ず確認してください。
このメールは、重要なので大切に保管してくださいね。
手順2. エックスサーバーに料金を支払う
エックスサーバーに申し込みが終わった直後は仮申し込み状態なので、すぐに「初期費用+月額費用」を支払います。
特典ドメインは、料金支払いを完了しないと利用できない仕組みになっているため、必ずお支払いをすませるようにしてください。
無料期間中に料金を支払っても、無料期間終了後からの請求分を支払ったことになるので、安心してください。
では、お支払いをしましょう。エックスサーバーのXserverアカウントにアクセスします。
メールアドレス・パスワードを入力してログインします。
メールアドレス・パスワードがわからないときは、エックスサーバーから届いたメールに記載されているので確認してください。
ログインできたら「料金支払い」をクリックします。
- 料金を支払うサーバーIDにチェック
- 契約期間を選択
- 「支払方法を選択する」をクリック
契約期間は、ブログ続けるモチベーションを維持するためにも1年がおすすめです。
クレジットカード・翌月後払い・コンビニエンスストア・銀行振込・ペイジーから選択してお支払いください。
これでエックスサーバーへの支払いは完了です。
手順3. 特典ドメインの申請
エックスサーバーへの支払いが完了すると、特典ドメインの申請ができるようになります。
特典ドメインは、エックスサーバーのXserverアカウントから申請します。
メールアドレス・パスワードを入力してログインします。
メールアドレス・パスワードがわからないときは、エックスサーバーから届いたメールに記載されているので確認してください。
特典ドメインの申請は、「各種特典のお申し込み」をクリックします。
「この特典を使用する」をクリックします。
区分:新規の申し込み「新規取得」・他社からの移管「移管申請」、どちらか選択
ドメイン名:ドメインに使う文字列の指定・「.〇〇」部分の選択
ドメイン名の後ろ部分は、あまり見慣れないドメインを選んでしまうと「怪しいサイトかも?」と、警戒されることもあるため「.com」「.net」「.jp」の中から選ぶと安心です。
他の人と文字列が重複していないか確認のため、「検索する」をクリックします。
重複していないドメイン名は、ドメイン名の左側が⚪︎で表示され選択できるようになっています。
ドメイン名を選択、「選択したドメインの取得申請をする」をクリックします。
以上で、エックスサーバーの特典ドメインの申請は完了です。
手順4. ドメインとサーバーを関連付ける
続いて、ドメインとサーバーを関連付けます。
「独自ドメインとレンタルサーバーを関連付ける…???」、意味はわからなくても大丈夫!
つまり、ドメインとサーバーを関連付ける作業が必要ということです。
エックスサーバーのサーバーパネルから、関連付けの作業をおこなうのでアクセスしてください。(サーバー料金のお支払いをしたページとは違うページ)
メールアドレス・パスワードを入力してログインします。
メールアドレス・パスワードがわからないときは、エックスサーバーから届いたメールに記載されているので確認してください。
サーバーパネルにログインできたら、「ドメイン設定」をクリックします。
「ドメイン設定の追加」をクリックします。
- 特典で取得したドメイン名を入力
- 「無料独自SSLを利用する」にチェック
「高速化・アクセス拡張機能Xアクセラレータを有効にする」にチェック - 「確認画面へ進む」 をクリック
ドメイン名が合っていることを確認、「追加する」 をクリックしてください。
これでドメインとサーバーの関連付けができました。
設定が反映されるまでに最大で2日ほどかかるので、反映されるまでお待ちください。
手順5. WordPressのインストール
続いて、サーバーにWordPressをインストールします。
エックスサーバーのサーバーパネルにアクセスしてください。
メールアドレス・パスワードを入力してログインします。
メールアドレス・パスワードがわからないときは、エックスサーバーから届いたメールに記載されているので確認してください。
サーバーパネル下部の「WordPress簡単インストール」をクリックします。
「WordPressインストール」をクリックしてください。
WordPressをインストールするために必要な情報を入力します。
- サイトURL:なにもしなくてOK
- ブログ名:ブログタイトルを入力(後から簡単に変更できる)
- ユーザー名:WordPressログインに使うユーザー名を入力
- パスワード:WordPressログインに使うパスワードを入力
- メールアドレス:普段使っているメールアドレスを入力
- キャッシュ自動削除:ONを選択
- データベース:自動でデータベースを生成するを選択
- 「確認画面へ進む」 をクリック
入力内容を確認して「インストールする」 をクリックしてください。
自動インストールが終わるとWordPressにログインするための重要な情報が表示されますので、スクショやメモをして大切に保管してください。
以上でWordPressのインストールは完了です。
管理画面URLをクリックしてWordPressにアクセスしましょう。
- ユーザー名またはメールアドレスを入力
- パスワードを入力
- 「ログイン」 をクリック
もし「無効なURLです。」が表示されたら、反映に時間がかかっているので1〜3時間待ってから再度アクセスを。
これから何度もアクセスすることになるので、管理画面をブックマークすると便利です。
これが「ダッシュボード」、WordPressのスタート画面です。
手順6. 独自SSLの設定
はじめのうちにセキュリティ対策をしておくと安心なので、独自SSLの設定をします。
SSLとは、Web上のデータを暗号化することで、データの盗聴や改ざんを防ぐことができます。
SSL化されていると鍵アイコン、SS化されていないと「安全ではありません」と表示されます。
また、SSLには「共有SSL」と「独自SSL」があり、簡単に説明すると。
共有SSL:レンタルサーバーのユーザーがわけあって使う
独自SSL:個人(対象の独自ドメイン)で使う
ブログのSSLなら、独自SSLを選びます。
「安心なブログ」ということを伝えるためにも大切なので、必ず設定してください。
エックスサーバーのサーバーパネルから独自SSLの設定をおこないます。
メールアドレス・パスワードを入力してログインします。
メールアドレス・パスワードがわからないときは、エックスサーバーから届いたメールに記載されているので確認してください。
「SSL設定」をクリックします。
SSLを設定するドメイン名を選び、「選択する」をクリックします。
「独自SSL設定追加」をクリックしてください。
設定対象ドメインにSSL化するドメインが表示されていることを確認、「確認画面へ進む」をクリックしてください。
これでSSL設定は完了です。
ページが開かないときは
独自SSL設定をすると、URLが「http://~」から「https://~」に変わります。
そのため、「 s 」のないURLをブックマークしている場合、アクセスしてもページは開きません。
こんなときのために「 s 」の有無に関係なく自動転送してWebページを開くように「リダイレクト・常時SSL化」という仕組みがあります。
独自SSL化を設定したら、必ずリダイレクト設定もしましょう。
エックスサーバーは「WordPress簡単インストール」にリダイレクト設定も含まれているので改めて設定する必要はありません。
念のため、エックスサーバーのリダイレクト設定の手順をお伝えします。
サーバーパネルを開いてメールアドレス・パスワードを入力してログインします。
メールアドレス・パスワードがわからないときは、エックスサーバーから届いたメールに記載されているので確認してください。
「.htaccess編集」をクリックします。
リダイレクト設定をするドメイン名を選んで「選択する」をクリックします。
「.htaccess編集」をクリックしてください。
下記のコードをコピー、「# BEGIN WordPress~」の前に貼り付け「確認画面へ進む」 をクリックします。
これでリダイレクト設定は完了です。
独自SSL設定後WordPressアドレスの変更も
SSL設定後はWordPress内のアドレスも変更します。
WordPressにログインしてください。
- ユーザー名またはメールアドレスを入力
- パスワードを入力
- 「ログイン」をクリック
ダッシュボード>設定>一般
WordPressにログイン、左側メニュー「設定」にカーソルを合わせて「一般」をクリックします。
WordPressアドレスとサイトアドレスのURLに半角小文字の「 s 」を入力、「変更を保存」 をクリックで設定完了です。