「自分のこと、好きになれません」
──そんな声を、何度も見かけてきました。
鏡を見るたび、ため息が出る。周りと比べて落ち込む。誰かに褒められても「そんなことないよ」としか返せない。
心の中で、いつも誰かと比べて、「なんで私はこんなにダメなんだろう」って責めてしまう。
それでも、どこかで思ってるんです。「本当は、自分を好きになれたらいいのに」って。
今回は、そんなふうに感じているあなたへ、ひとつずつ、優しく道を照らすような話を届けます。
自分の“嫌いなところ”ばかりが目につくあなたへ
「性格もダメ、顔もダメ、要領も悪いし…」そんなふうに、自分の短所だけを数えてしまう日。
でも、それって「あなたがあなた自身をちゃんと見てる証拠」なんです。
自分のことをわかろうとするからこそ、気になる。
本当にダメな人は、自分を振り返ろうとすらしないから。
それだけで、あなたには“ちゃんとした目”がある。それは大切にしていい、強さの目なんです。
「好きにならなきゃ」と焦らなくてもいい
“自分を好きにならなきゃ”っていう言葉に、息苦しさを感じたことはありませんか?
「どうしたら好きになれるの?」
「こんな自分なのに?」
そんな声が心の中で繰り返されると、ますます好きになるのが難しく感じてしまいますよね。
だから、まずは“無理に好きにならなくてもいい”と、そっと自分に許してあげてください。
「今日も一日、なんとか過ごした」
「誰にも言えないけど、本当はつらかった」
そう思えたなら、もう十分です。
“自分を推しだと思って”接してみる
推し活をしていると、「この人のこういうところが素敵」って、
何気ない仕草や表情にまでときめくことがありますよね。
だったら──その“まなざし”を、自分にも向けてみませんか?
たとえば、自分がちょっとした失敗をしたとき。推しだったら、どう思いますか?
「そんなところも可愛い」って、思えるかもしれない。
寝癖のまま頑張ってる姿も、仕事でミスして落ち込んでる姿も、
「なんか、放っておけないな」って感じるかもしれません。
その“愛のある目線”を、自分に向けてみてください。
「大丈夫だよ、私の推しなんだから」そんなふうに心の中で言ってあげるだけで、
ちょっとだけ、気持ちがやわらぎます。
推しって、完璧だから好きなんじゃない。
どこか抜けてたり、がんばってたり、“人間らしいところ”に惹かれているはずなんです。
だから、自分にも。そうやって愛のある視線を向けてみてください。
自分に優しい言葉を、ひとつだけかけてみる
他人には言えるのに、自分にはなかなか言えない。
「頑張ったね」 「大丈夫だよ」っていう言葉。
でも、たったひとつでいいんです。
今日、どんなに小さなことでもいいから、「できたこと」を見つけて、そっと言葉をかけてあげてください。
「起きられた」
「歯を磨けた」
「ちゃんとご飯を食べた」
それは全部、あなたがあなたのためにやったこと。だから、誇っていいことなんです。
他人と比べるのを、少しだけお休みしてみよう
SNSや職場、身近な人と比べて、「私なんて…」と思ってしまうことってありませんか?
でも、それは“他人の物差し”で測っているだけ。あなたには、あなたの物語がある。
もし、今つらいとしたら──それは「今、頑張っている証」かもしれません。
他人と違う歩み方をしてもいい。焦らなくても、大丈夫です。
自分のこと、少しずつ“好きになっていく”道のり
好きになるって、特別な瞬間じゃなくて、「ちょっと気にかけてあげる」ことの積み重ね。
たとえば、コンビニで好きな飲み物を選ぶとき、「今日はこれが飲みたい」って思えたなら──
それは、ちゃんと自分をわかってるってこと。
心の声を、無視しないであげたってこと。
そんなふうに、毎日のなかで
「自分をわかろうとする」
「大事にしようとする」
その行動ひとつひとつが、“自分を好きになる”という道に、ちゃんとつながっていくんです。
このブログにたどり着いたあなたなら、大丈夫
この記事を、ここまで読んでくれたあなたは、すでに“変わろう”としている人です。
もしかすると、まだ自信がなくて、自分のことがよくわからなくて。
それでも、「何かを変えたい」って思っている。
だったら、あなたはもう、大丈夫です。
自分と仲直りしていくその道を、あなたは、ちゃんと歩き出しているから。
あせらなくていい。 できる日もあれば、できない日もある。
でも、戻ってきていいんです。何度でも、ここから始めていいんです。
もし心がざわつく日があったら、またこの場所に帰ってきてください。
ここにいるあなたは、もう、十分すぎるくらい頑張ってきました。
だからこそ、そろそろ──自分のことを少し、認めてあげてほしいんです。
大丈夫です。
本当に。
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