「職場の感じ悪い人」に振り回されない。反応しないための心の守り方

以前、アルバイトをしていたときのこと。

年下だけど、なぜか偉そうにものを言う人がいました。

慣れてるのをいいことに、やりたい放題。

「そっちの都合は知らんけど、もうちょっと周りを見て?」って思うような態度の連続。

正直、「一緒に働きたくないなあ」って、何度も思いました。

心がザワザワするんです。

その人がいるだけで、空気が重くなる。話すのも嫌。視界に入れたくない。

職場で態度が悪い人を見て、自分を思い出した瞬間

でもね、ふと気づいたんです。

「あれ、これって……前の自分にそっくりじゃない?」って。

慣れてきた職場で、自分だけが正しいと思い込んでた頃の自分。

「私はこうやってきたから」っていうやり方を無意識に押しつけてたかもしれない。

そして、人の言葉を聞かずに、自分のペースで動いてた。

態度が悪い人への接し方で悩んだときに見つけた言葉

理不尽にキツく当たられて、なんで?と思っても、言い返せない。

心の中はモヤモヤしてるのに、顔では笑ってる──そんな経験、ありませんか?

私もずっと、そうでした。

どう言い返すか。どう誤解を解くか。

いろんな言葉を頭の中でシミュレーションして、疲れて、傷ついて。

でもある日、SNSで見たんです。

「反応しないのが、一番の対処法です」

──その瞬間、すべてが腑に落ちました。

私、ずっと“相手を変えよう”としてたんです。

でも違う。“自分が振り回されないこと”こそが、本当の解決だった。

あの頃の私は、歯科衛生士として働いていて、

人間関係のストレスで体調を崩し、最終的には仕事を辞めました。

あの言葉に、もっと早く出会っていたら──

あんなに心をすり減らさずに済んだかもしれません。

だから、あなたにも伝えたいんです。

誰かの態度が悪くても、あなたが壊れる必要なんてない。

反応しない。相手の課題は、相手に返す。

それが、自分の心を守る最強の対処法です。

態度が悪い人に「反応しない」と決めたら心が軽くなった

でも、この言葉で方向が変わった。

反応しない。情報だけ受け取る。感情は拾わない。

それを決めてから、すごく楽になったんです。

言われた言葉を、心の中で一瞬スルー。

目の前で起きてるけど、自分の中には入れない。

まるで“無視”じゃなく、“無感情”で受け流す”感じ。

態度が悪い人への接し方|反応しない4つの実践法

どうやって「反応しない」を実践するか?

SNSで見かけた「反応しないのが一番」という言葉。

でも、それって実際どうやるの?って、最初は思いました。

だから私は、自分なりに“できることからやってみる”方法に落とし込んでみました。

1. 目の前で言われても「無表情で受け止める」

「ああ、また始まったな」くらいの気持ちで、表情を変えないようにしました。

無理して笑わなくていいし、無理に睨み返す必要もない。 ただの「壁」になったつもりで聞く。

これ、意外と効きます。相手は“効いてない”と感じると、調子を崩してきます

2. 必要な情報だけ抜き出す“感情フィルター”を使う

言い方がきつくても、「内容に必要な部分だけ拾う」。

たとえば、 「これ、もうちょっと早くやってほしいんだけど(←嫌味)」 → 「“早く”やってほしいのね」とだけ理解して、あとはスルー。

感情に“釣られない”って、一種のトレーニングです。

でも慣れると、めちゃくちゃ自分の心が守られます。

3. 「あとで話そう」は禁句 すぐ終わらせる

怒りたくなっても、「あとで言い返してやる」はおすすめしません。

その間ずっと心がざわざわするし、頭の中で“リベンジ会議”が始まってしまう。

だから、その場で終わらせる。つまり、反応しないことでその場で完結させる。

感情の残り香を自分の中に持ち込まないことが、一番のダメージカットです。

4. 心の中で「この人は機嫌が悪いだけ」とラベリングする

「この人は今、機嫌が悪い」

「この人はきっと自分のことでいっぱいいっぱい」

そうやって、“私が悪いわけじゃない”と再確認する言葉を自分にかける。

自分を責めないための“内なるセリフ”は、案外大事です。 一言で、自分の側に戻ってこられます。

完璧じゃなくていい|一つ実践するだけで心がラクになる

全部できなくてOK。でも一つできるだけで、世界が違う

これ、全部完璧にやる必要はありません。 一つでも意識できたら、もう充分“自分を守れてる”ってこと。

私も、今でもたまに反応しそうになります。

でも、そのたびに深呼吸して、表情を変えずに「どうしたいか」を選ぶようにしています。

反応しない接し方が有効な理由

なぜそれが有効なのか?

こういう人たちは、「相手の反応」を餌にしているんです。

イラっとした顔、声のトーン、沈黙──全部が“反応”で、それを見て「私は正しい」って思いたいだけなんですよ。

だから、反応をやめると、つまらなくなって、やがて引く。

実際、私はそれでだいぶラクになりました。

自分の受け止め方を変えて、心を守る

人は変えられない。でも、自分の受け止め方は変えられる。

私たちは、感じの悪い人のために、自分のエネルギーを消耗する必要なんてない。

自分の感情を使う場所は、もっと温かくて、信頼できて、未来につながるものに使っていきたい。

そう強く思えるようになった今、あの“感じの悪い人”も、ただの通過点だったんだなって思います。

誰かに振り回されてる時ほど、「私はどう在りたいか?」が問われてる。

自分のエネルギーは、自分で守っていい。

そう思える人が、ひとりでも増えたらいいなって思ってます。

職場の人間関係で心をすり減らしているなら、ひとりで抱えないでください。

私自身、そのストレスで体を壊し、仕事を辞めた過去があります。

もし今つらいなら、どうかお問い合わせページからお気軽にご相談ください。話聞きます。

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