朝ごはんに何を食べようかと考えていたとき。
ふと「蒸しパンなら簡単でいいな」と思いました。
でも売っているものはカロリーや添加物が気になる。
──そうだ、自分で作れないかな?
そう思った瞬間、懐かしい感覚がよみがえってきたんです。
「そういえば、昔よくパンを焼いてたな…」
学生のころ、ストレス発散にひとりで夢中になって作っていた。
バターロールも、ベーグルも、蒸しパンも。
すっかり忘れていたはずの記憶。
でも手は自然と動いて、気づけば生地をこねていた。
──あれ、私、できるじゃん。
「何もできない自分」だと思っていたのに。
ほんの小さなことから、自分の奥に眠っていた“できる自分”を思い出した瞬間でした。
「何もできない自分」が抱える最大の誤解
「何もできない」って、思い込むとすべてが止まります。
挑戦しない理由が増えて、比べることばかりが習慣になる。
でも本当は──「できない」のではなく「やっていなかった」だけ。
- 資格試験に合格した日
- 泣きながらも出勤した日
- 失敗しても立ち直った日
思い返せば、すでにいくつもの「できた瞬間」を持っているはずです。
それを無視して「何もできない」と決めつけてしまうことが、一番大きな勘違いなんです。
比べるたびに「できない自分」になる矛盾を解消しよう
なぜ「自分はダメだ」と感じてしまうのか。
原因の多くは、他人との比較です。
SNSを見れば、成果を出している人やキラキラした暮らしが流れてくる。
「私にはあんなの無理」と、ますます縮こまってしまう。
でも、それは土俵が違うから。
あなたが思い出すべきは「他人の結果」じゃなく「自分が積み重ねてきた小さな結果」です。
昨日できなかったことが今日できた。
それだけで、本当は十分に進んでいる。
比べるのをやめれば、矛盾は自然と解消していきます。
「未来は変わらない」と思い込むと不安になる
「どうせ私なんか」と未来を諦めると、不安はどんどん膨らみます。
行動しなければ、今と同じ毎日がただ続くだけ。
けれど、未来は積み重ねで変えられるんです。
私にとって蒸しパンはその象徴でした。
忘れていた“できること”を再びやってみたら、未来の自分に少し希望が持てた。
未来を変えるのは、大きな行動じゃなくて「小さな一歩」です。
今日の行動が、未来の安心につながる。
そう思えたとき、不安は静かに小さくなります。
「できること」を一つ見つければ、自分は必ず動き出せる
大切なのは、いきなり全部をやろうとしないこと。
まずは「ひとつ」を思い出せばいいんです。
- 料理でも、勉強でも、仕事でも
- 過去に一度でも「やり切った」と思えたこと
- 誰に言わなくても、自分で「できた」と思えたこと
その1つを思い出せたとき、「何もできない自分」という思い込みは消えていきます。
「ない」んじゃなくて、「あった」のに見ていなかっただけ。
その瞬間から、あなたの中の“光”が静かに動き出します。
行動を残すなら「書く」のが一番早い
ここでおすすめなのは、小さな「できた」をブログに残すことです。
日記感覚で書くだけでも、「自分の中にあるもの」に光が当たりやすくなる。
もしあなたが「何もできない」と感じているなら、まずは自分の言葉を外に出してみませんか?
小さな行動の記録が、未来のあなたの支えになります。
今日から「ある自分」で生きていこう
「何もできない自分」なんて、ただの思い込み。
実際には、すでにいくつもの“できること”を持っているんです。
まずは、ひとつでいい。
「これならできる」と思えることを、今日思い出してください。
それを実行したら、「やっぱり私、できるじゃん」と言ってあげてください。
たとえ小さな一歩でも、それは未来を変える大きな力になります。
世界は一変します。
“ある自分”に気づいたあなたは、もう前に進み始めています。










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