こんにちは、チハルです。
デザインをしていて、「なんかバラバラに見えるな…?」って思うこと、ありませんか?
でも、どこがバラバラなのか、うまく言葉にできない。
「これ、直したほうがいいのかな? それとも気にしすぎ…?」って、モヤモヤする。
私も、めっちゃありました。そして今もたまにあります(笑)
そんな「なんとなくの違和感」を、少しでも“目に見えるカタチ”で判断できたら——その場で手を入れられるし、自信も持てるようになりますよね。
今日はそのための視点を、ギュッとまとめてみました。デザインに迷ったときのチェックリストとして、活用してもらえたらうれしいです。
まずは、どこを見るか?5つの視点
「統一感があるかどうか」を判断するときは、この5つの視点があるとグッと見えてきます。
- 配色の一貫性
- フォントと文字スタイル
- レイアウトのバランス
- 写真やイラストの質感
- 全体の雰囲気(トーン&マナー)
…って、こうやって見ると「うっ、めんどくさそう…」ってなりますよね。
でも大丈夫。ひとつずつ丁寧に見れば、ちゃんと見えてきます◎
配色の一貫性があると、見た目がグッと整う
色の印象って、思ってる以上に強いです。
たとえば、
- パステル系のバナーが続いてる中に、いきなり黒背景×赤文字が登場
- 同じ“青”でも、くすみブルーとビビッドな蛍光ブルーが混ざってる
…どちらも、ちょっと浮きますよね。
そんなときは、こんな感じでチェックしてみてください。
- 色をグレースケールにして、明るさのバランスを見る
- 全体のトーン(色味・明度・彩度)が揃ってるか確認
- カラーパレットを作って、色の並びを比べてみる
ちなみに私は、Photoshopの「白黒補正」をよく使います◎ 一発で明暗のバランスが見えて、めっちゃ便利です。
フォントと文字スタイルの統一で、安心感が出る
同じページの中で、フォントが毎回違っていたり、サイズや装飾がバラバラだと、読み手は「ちぐはぐ感」を感じます。
逆に、フォントまわりが統一されてると、「ちゃんとしてるな」っていう信頼感が出るんですよね。
確認してみてほしいポイントはこれ。
- フォントの種類・サイズ・太さが統一されてるか?
- 補足テキストは小さく、見出しはしっかり大きくなってる?
- 同じ言葉に、毎回ちがう装飾をつけていないか?
文字って、思ってる以上に印象を左右します。「読みやすい=信頼できそう」と感じてもらえるので、ぜひ丁寧に見てみてください。
レイアウトを整えると、視線がスッと動く
ひとつの画像の中に情報がいくつかあると、自然と“視線の流れ”ってできてくるんですよね。でもこの流れがごちゃごちゃだと、見る側は迷ってしまいます。
「え?どこから読めばいいの?」って。
そこで、レイアウトでチェックしたいのはこんなところ。
- テキストの位置は揃ってる?(左寄せ?中央?ごちゃごちゃしてない?)
- 要素の間の余白、詰まりすぎてない?
- 中心軸や比率が整ってる?
ちなみに私は「整ってるレイアウト」を見ると、なぜか落ち着くタイプです(笑)
質感やテクスチャの違いは、意外と目立つ
これは、特に「写真とイラストを混ぜて使うとき」に出やすいです。
写真はリアルでシャープ、イラストは柔らかくてフラット。そのまま並べると、どうしても浮きやすくなるんですよね。
もし質感に差がありすぎるなと思ったら、
- フィルターをかけて、質感を揃える
- 写真にぼかしやノイズを入れて、やわらかさを出す
- イラストにシャドウやグラデーションを入れて、写真に寄せる
こんな工夫で、違和感をやわらげることができます◎
トーン&マナーって、つまり「空気感」です
ちょっと抽象的なんですけど、統一感って「なんとなくの空気感」からも伝わります。
たとえば、
- どれも優しい雰囲気
- どれも堅めでビジネスライク
- どれもカラフルでポップ
こういう“雰囲気”が揃ってると、自然とまとまり感が出ます。
逆に、ひとつだけ浮いてると「ん?」って引っかかるんですよね。
自分で判断しにくいときは、誰かに「これ、シリーズっぽく見える?」って聞いてみるのもアリです◎
同じジャンル内でも、揃えるともっと整う
たとえば「全部イラストで統一したいな」ってとき。
そんなときは、
- 線の太さ
- 塗りのスタイル(べた塗り?水彩?)
- 色数のバランス
このへんを揃えてみてください。
同じ“イラスト”でも、ちょっとずつ違うとバラバラ感が出るので、注意です。
異なるジャンルでも、なじませることはできる
「写真とイラストを混ぜて使いたい…!」ってこともありますよね。
そんなときは、トーンや色味、フォントの使い方で「橋渡し」してあげましょう。
- 背景色を統一して、雰囲気を揃える
- 写真にフィルターをかけて、ちょっとイラスト寄りにする
- イラストに影をつけて、写真に寄せてみる
お互いをちょっとずつ歩み寄らせる感じです。
最後に。「判断基準」があると迷わなくなる
「これ、統一感あるのかな…?」って迷うときは、自分の中に“判断基準”を持っておくと安心です。
たとえば:
- このバナー群は、同じサービス紹介としてまとめたい
- このシリーズは、やさしい印象にしたい
- このデザイン群は、信頼感を持たせたい
こんなふうに目的を決めておけば、「フォント・色・配置の選び方」もブレなくなります。
あとは、足すより、引く。
ごちゃっとしてきたら、まずは削ってみる。それだけで、見た目の統一感ってグッと出ます。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!
「なんかバラバラに見えるな…」ってときは、自分にこう問いかけてみてください。
「私は、どんな空気を伝えたいんだろう?」
そこに、統一感のヒントが隠れてます。
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